「耳をすませば」の主人公・雫が本当にいじらしい

先日、ジブリの「耳をすませば」がTVで放送されました。

「耳をすませば」を見ると青春時代を思い出す

という方も多いのではないでしょうか。

この作品の主人公は、月島雫という読書が大好きな女の子と

天沢聖司という将来バイオリン職人になりたい男の子の2人。

「耳をすませば」では、どんな夢に向かって進路を決めようか悩む一方で、

好きな人になかなか素直になれない恋心が繊細に描かれています。

特に、女の子の雫が本当にいじらしいんです。

読書好きで図書館に通いつめている雫は、

自分が借りる本の図書カードに、いつも「天沢聖司」という

名前が書いてあることに気づきます。

雫は自分と本の趣味が合うその男の子に恋心を抱くようになるんです。

そんな時、自分が作ったカントリーロードという歌の替え歌を

バカにする男子生徒が現れて雫は嫌な気分になります。

ところが、ある日、電車に乗っていたある一匹の猫に導かれて

「地球屋」という素敵なアンティークショップにたどり着きます。

そして、そこの店主の孫である男の子と出会ったんですが、

その子が、気になっていたあの「天沢聖司」だったんです。

この事実を知った雫は、少し恋心が冷めそうになりますが、

夢に向かって頑張っている彼の魅力に少しずつ惹かれていきます。

女の子って夢に向かって頑張っている男の子に

結構キュンときちゃったりするものですよね。

でも、聖司が自分の夢に向かって進んでいく姿を見て、

ドンドン彼に置いて行かれる自分に焦りを感じるんです。

そこで、本が好きな雫は物語を書くことを決意します。

聖司のおかげで進路の迷いがなくなって、

小説家になるという将来の夢が見つかったのかもしれませんね。

彼女にとっては、上手く書ける書けないは別として、

とにかく、今の自分の力を試してみたかったんでしょう。

もちろん、好きな人が夢に向かって突き進んでいるのを見て、

自分だけ立ち止まってはいられなかったということもあるでしょう。

こうして、せっかく見つかったやってみたいことだったわけですが、

自分が納得のいく物語が書けずに雫は泣き出します。

しかし、最初の読者になってくれたアンティークショップの店主に、

荒々しく未完成なところが聖司のバイオリン作りに似ていると言われて、

雫は少しずつ落ち着きを取り戻すわけです。

ドンドンの夢に向かって先を行く聖司でさえまだまだなのに、

自分のような未熟者が書けなくて当たり前と納得したんでしょうか。

ラストは、受験勉強に戻った雫の前に短期留学から帰ってきて聖司が現れ、

「俺と結婚してくれないか!」とまさかの大胆プロポーズ!

もちろん、雫は聖司のプロポーズを受け入れてめでたく話が完結します。

因みに、2017年1月27日の金曜ロードショーで10回目の放送となった

「耳をすませば」は、視聴率が14.5%もあったそうです。

ジブリ作品は、何回放送されても相変わらず高視聴率ですね。

好きな人に素直に好きと言えない・・・

そんな雫のような経験をした女性は多いはず。

「耳をすませば」は、そんな甘酸っぱい青春の思い出が

走馬灯のように蘇ってくる素敵な作品なんです。